2015年2月21日土曜日

第9回北九州哲学カフェ開催報告

2月21日18:30から、門司赤煉瓦交流館にて第9回北九州哲学カフェを開催いたしました。参加人数は6名でした。

今回のテーマは、「なぜ人間は環境を破壊するのか?」でした。この問題を考えるにあたって、「人間とは誰か」、「環境とは何か」、「破壊とは何か」という3つの問いを立てていきました。

まず、「環境とは何か」という問いから始めていきました。参加者からさまざまな意見が出されましたが、おおむね正鵠を射た発言内容となっていました。環境についての一般的な見解を紹介した後、環境がどのような役割を担っているかということを「大気」「海洋」「森林」「土壌」などに区分して、参加者のあいだで議論を重ねていきました。

それから、「環境の破壊」というときどのような環境問題が存在するのか、それぞれの参加者が意見を出しあっていきました。ここで出たさまざまな環境問題の中から「資源の枯渇」を取り上げることにし、「石油」「石炭」「天然ガス」「ウラン」等の燃料の残余年数、「金」「銀」「銅」「鉄」等の資源の可採年数を参加者で推測していきました。ここで地球上の天然資源が限られているということを確認し、化石燃料を使用しない自然エネルギーにはどのような種類があり、その長所と短所は何かということについて参加者で話しあっていきました。

最後に、環境破壊において「人間」という場合どのような人間を指すのかを確認し、私たちが環境に配慮する場合どのような活動ができるかということを、「家庭」と「職場」に分け、また「衣」「食」「住」および「移動」に分けて考えていきました。私たちの生活の見直しを迫る大きな問題であるだけに、全体を通じて非常に熱を帯びた議論が交わされました。

参加された皆様、お疲れ様でした。
 

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