2014年12月5日金曜日

【速報】第9回北九州哲学カフェのお知らせ

第9回北九州哲学カフェを下記のとおり開催いたします。
テーマは「そもそもエコロジーとは何か?(仮)」です。
詳細は後日あらためて掲載いたします。
 
日時:2015年2月21日(土)18:30~20:30
会場:門司赤煉瓦交流館 会議室A (JR門司駅海側から徒歩約5分)
テーマ:「そもそもエコロジーとは何か?(仮)」
参加費:無料
定員:10名程度
主催:北九州哲学研究会
参加申込方法:後日「参加申込フォーム」を掲載いたします。
 

2014年11月30日日曜日

第8回北九州哲学カフェ開催報告

11月29日18:00から、黒崎ひびしんホールにて第8回北九州哲学カフェを開催いたしました。参加人数は4名でした。

テーマは、「『子どものための哲学』とは?」でした。「子どものための哲学」に関するさまざまな書籍を参考にしながら話し合い、最後になぜ子どもに哲学が必要なのかということを3点にまとめていきました。さまざまな事例も出ていましたが、ここでは割愛させていただきます。

1点目は、「自分に先入観があることに気がつくこと」です。先入観(あるいは思い込み)は誰にでもあり、その人の生活経験の積み重ねによって築かれるものですが、この先入観はその人の自由な思考の流れを阻害しています。他の見方や考え方ができるはずなのに、先入観があると妨げられてしまいます。先入観を取り除くことはできなくても、自分が先入観を持っていることに気がつくことはできます。そのためには、自分が何を考えているかということについて考えることが必要なのです。

2点目は、「正しい答えは1つではないことに気がつくこと」です。どんな対象もさまざまな要素から成り立っています。私たちは、さまざまな要素から成り立っている対象物を、さまざまな角度から眺めることができます。私たちはしばしば自分の位置から見た対象が正しいと思い込み、往々にして他の見方を否定あるいは排除してしまいがちです。他の見方もあるのではないかと気がつくことが大事です。また逆に、私たちはある見方が正しいものとして他から押しつけられることがあります。その見方が本当に正しいのか、他の見方もあるのではないか、私たちはたえず吟味していく必要があります。

3点目は、「世界にさまざまな問題があることに気がつくこと」です。実際、私たちが生きている世界はさまざまな問題に満ち溢れています。その問題は、学校の試験のように文章となって私たちの目の前に現れるわけではありません。私たちの意識が問題に焦点を合わせない限り、このような文字に書かれていない問題に気がつくことはありません。問題に気がつかなかったり、気がついても無視したり、他人に押しつけたりすると、私たちは問題を解決する能力を養うことができません。子どもの頃に目に見えない問題に気づき解決していく能力を養うことによって、大人になったときにより一層困難な問題に気づき解決していくことができるようになるのです。私たちは問題に気づき解決していくことで日々成長しているのです。

これらの3つの結論を出したところで、会場から「いや、哲学をしないという選択肢も子どもたちにあるのでは」という意見が出されました。なかなか面白い意見でしたが、時間が尽きてしまいました。「哲学しない自由」について考えてみてもいいかもしれませんね。

参加された皆様、お疲れ様でした。

2014年11月3日月曜日

第8回北九州哲学カフェのお知らせ

第8回北九州哲学カフェを下記のとおり開催いたします。
  
今回は「『子どものための哲学』とは?」と題して、
子どもたちが哲学することの意味について話し合っていきたいと思います。
  
哲学の専門的な知識は必要ありませんので、お気軽にお越しください。
  
日時:2014年11月29日(土)18:00~20:00
会場:黒崎ひびしんホール 会議室D (JR黒崎駅から徒歩約10分)
テーマ:「『子どものための哲学』とは?」
参加費:無料
定員:10名程度
主催:北九州哲学研究会
参加申込方法:下の「参加申込フォーム」からお申し込みください。
  
  参加申込フォーム

2014年8月27日水曜日

第7回北九州哲学カフェ開催報告

8月23日18:00から、黒崎ひびしんホールにて第7回北九州哲学カフェを開催いたしました。参加人数は4名でした。
 
テーマは、「なぜ『天災は忘れた頃にやってくる』のか?」でした。今回は読書会形式で、大正12年の関東大震災に遭遇した地球物理学者の寺田寅彦の作品を読みながら、災害についていろいろな角度から考えていきました。
 
まず、『震災日記より』では、実際に震災が起こったときの様子を追体験していきました。その中で、「○○人の放火者」が井戸に毒を入れたり爆弾を投げたりしているという浮説が流れていたというところが気になりましたので、『流言蜚語』をよみながらどういったメカニズムでこのような流言飛語が発生するのかということについて考えていきました。
 
次に、『津浪と人間』を読んでいきました。これは昭和8年に東北の三陸で発生した大津波に関するものであり、2011年に発生した東北の大津波を思わせるような内容でした。それ以前にも明治29年に「三陸大津浪」が発生しており、このような「過去において何遍となく繰返されている」自然現象に対して、なぜ「何かしら相当な対策を考えてこれに備え、災害を未然に防ぐこと」ができないのかということについて考えていきました。
 
それから、『天災と国防』においては日本文化と災害の関係について考察し、今後災害を防いでいくためにはどうあるべきかについて考えていきました。最後に、『災難雑考』においては災害が発生した場合の責任について考察し、特定の人間の責めに帰すのではなく災害の原因を徹底的に調査して今後の参考としていくことの重要性について考えていきました。
 
今回の哲学カフェはテーマが生活に密着した内容だったこともあり、活発な意見が交わされました。今後もさまざまな場で繰り返し取り上げていきたいテーマであると思います。
 
参加された皆様、お疲れ様でした。

2014年7月7日月曜日

名称変更のお知らせ

北九州哲学研究会は、ホームページ・ブログ・Twitterにおける名称を、「哲学・現代思想ライシアム」に変更いたしました。

理由は内容的に北九州に限定されていないためであり、地域における活動は北九州哲学研究会のまま継続いたします。
哲学カフェの名称も北九州哲学カフェのままです。

ホームページ http//sites.google.com/site/kitaqphilo/
ブログ http://kitaqphilo.blogspot.jp/
Twitter http://twitter.com/kitaqphilo

2014年7月6日日曜日

「学術講義/講演一覧」を掲載しました

北九州哲学研究会のホームページに「学術講義/講演一覧」を掲載いたしました。
  
海外で開催されている著名な学術講義/講演シリーズを掲載しております。
書籍化されているものも多く、邦訳が刊行されているものもあります。
  
皆様の研究の一助となれば幸いです。
   
 

2014年7月4日金曜日

第7回北九州哲学カフェのお知らせ

第7回北九州哲学カフェを下記のとおり開催いたします。
今回は読書会形式での開催になります。
  
今回の哲学カフェでは、9月1日の防災の日を前に、「なぜ『天災は忘れた頃にやってくる』のか?」というテーマのもとで、この言葉の生みの親である科学者寺田寅彦の作品を素材にして、災害について話し合っていきたいと思います。
  
課題図書は、寺田寅彦の作品集『天災と国防』(講談社学術文庫)あるいは『天災と日本人』(角川文庫)あるいは『地震雑感/津浪と人間』(中公文庫)を使用いたします。
三書の間に収録作品の相違が若干ありますので、三書に共通して収録されている「震災日記より」「災難雑考」「天災と国防」「津浪と人間」「流言蜚語」の5篇を使用することにします。
この5篇は青空文庫にも収録されておりますので、課題図書をお持ちでない方はそちらのほうをご覧ください。
  
哲学の知識は必要ありません。
どなたでもお気軽にご参加ください。
  
日時:2014年8月23日(土)18:00~20:00
会場:黒崎ひびしんホール 会議室A (JR黒崎駅から徒歩約10分)
テーマ:「なぜ『天災は忘れた頃にやってくる』のか?」
参加費:無料
主催:北九州哲学研究会
参加申込方法:下の「参加申込フォーム」からお申し込みください。
 
  参加申込フォーム

2014年5月17日土曜日

第6回北九州哲学カフェ開催報告

5月17日18:00から、黒崎ひびしんホールにて第6回北九州哲学カフェを開催いたしました。参加人数は8名でした。
 
テーマは、「世界中の子どもたちが教育を受けられるようになるには?」でした。今回は「世界一大きな授業2014」の一環として開催いたしました。
 
まず、「世界には学校に通えない子供たちがどれくらいいるのか?」「学校に通えない理由は何か?」「どれくらいの大人が文字の読み書きができないか?」「読み書きができないとどんな問題があるか?」といったことを話し合い、求人広告の事例などを通じて、読み書きができないと必要な情報を手に入れられなかったり、自分の意思や要求を伝えられなかったりすることがあることを確認しました。
 
次に、現状を変えるためにどのような活動が行われているかということを考えるにあたって、パキスタンでタリバーンに襲撃された女子生徒マララさんの事例や、最近の事例としてナイジェリアで起こった女子生徒誘拐拉致事件と事件の早期解決を求める"Bring Back Our Girls"運動を取り上げました。
 
最後に、日本政府の教育援助がどのようなことに使われているか確認し、日本政府に対する政策提言を考えていきました。
 
今回の哲学カフェはテーマが現実的な内容だったこともあり、非常に活発な意見が交わされました。なかには問題の取り上げ方自体を疑問視する、非常に貴重な意見も出されました。共通の結論の出る問題ではありませんが、非常に有意義な内容だったと思います。
 
参加された皆様、お疲れ様でした。

2014年4月5日土曜日

第6回北九州哲学カフェのお知らせ

「世界中の子どもたちが教育を受けられるようになるには?」をテーマに、第6回北九州哲学カフェを開催いたします。
今回は特別企画として、「世界一大きな授業2014」としての開催になります。

今回の哲学カフェを通じて、世界の教育の現状や日本の教育援助の現状を知り、教育の大切さについて考えたいと思います。
また、よりよい世界をつくるために活動している子どもたちが世界にいることを知り、自分たちに何ができるか考えたいと思います。
そして最後に、日本政府に対してどのような提言を行うか考え、実際に日本政府に対して提言したいと思います。

哲学の知識は不要です。関心のある方はぜひご参加ください。

日時:2014年5月17日(土)18:00~20:00
会場:黒崎ひびしんホール 会議室A (JR黒崎駅から徒歩約10分)
テーマ:「世界中の子どもたちが教育を受けられるようになるには?」
参加費:無料
定員:15名
主催:北九州哲学研究会
参加申込方法:下の「参加申込フォーム」からお申込みください。

  参加申込フォーム

2014年3月15日土曜日

第5回北九州哲学カフェ開催報告

3月15日18:00から、黒崎ひびしんホールにて第5回北九州哲学カフェを開催いたしました。参加人数は10名で、これまでの最多でした。

テーマは「人はなぜストレスを感じるのか?」でした。今回は前回と同じ進行方法を用い、プレゼンター(発表者)が発表を行い、他の参加者はプレゼンターの発表に対して自由に意見を表明してもらいました。この方法は参加者の人数や個性に変動があった場合でも、プレゼンターが発言時間や発言内容を変更することにより、その場にうまく対応できる面があるので、次回もこの方法を採用しようと思います。

プレゼンテーションにおいては、ストレスにはストレッサー(ストレス要因)とストレス反応があることや、ストレッサーにはどのような種類があるか、ストレス反応にはどのような種類があるか、ストレスのサインにはどのようなものがあるか、ストレスによってどのような変化が生じるか、職場にはストレスが発生するどのようなリスクがありどのような改善が望ましいか、ストレスへの対処や軽減方法にはどのようなものがあるか、といったことがプレゼンターによって発表されました。この発表に対して参加者からさまざまな発言がなされ、この問題に対する底の深さを確認しました。「適度なストレスも必要なのではないか」といった意見や、「私たちが生きている社会にもストレスの原因があるのではないか」といった意見も出されました。

活発に意見が交わされ、どの発言にも評価するべきところがありました。自由に発言できることが哲学カフェの魅力なので、今回の哲学カフェは大いに有意義だったのではないかと思います。

参加された皆様、お疲れ様でした。

2014年2月11日火曜日

第5回北九州哲学カフェのお知らせ

第1回目の北九州哲学カフェの開催から1年が経ちました。
北九州の副都心、黒崎の地にて第5回北九州哲学カフェを開催いたします。
第5回目のテーマは、「人はなぜストレスを感じるのか?」です。

私たちは日々なんらかのストレスを感じて生きています。
なぜ人はストレスを感じるのでしょうか?
どうしたらストレスが解消されるのでしょうか?
参加者同士の対話を通じて、ストレスを感じるということがどういうことなのかを考えていきたいと思います。
哲学の知識は問いません。
どなたでも参加できますので、お気軽にお越しください。

日時:2014年3月15日(土)18:00~20:00
会場:黒崎ひびしんホール 会議室D (JR黒崎駅から徒歩約10分)
テーマ:「人はなぜストレスを感じるのか?」
参加費:無料
主催:北九州哲学研究会
参加申込方法:下の「参加申込フォーム」からお申込みください。

 参加申込フォーム

2014年1月14日火曜日

第5回北九州哲学カフェ予告

下記の要領で第5回北九州哲学カフェを開催いたします。
第5回目のテーマは、「人はなぜストレスを感じるのか?」です。

参加者の対話と議論を通じて、ストレスを感じるということがどういうことなのかを考えていきます。
哲学の知識は問いません。どなたでも参加できますので、お気軽にお越しください。

日時:2014年3月15日(土)18:00~20:00
会場:黒崎ひびしんホール 会議室D (JR黒崎駅より徒歩約10分)
テーマ:「人はなぜストレスを感じるのか?」
参加費:無料
申込方法:開催1ヶ月前に再度お知らせをいたします。