2014年5月17日土曜日

第6回北九州哲学カフェ開催報告

5月17日18:00から、黒崎ひびしんホールにて第6回北九州哲学カフェを開催いたしました。参加人数は8名でした。
 
テーマは、「世界中の子どもたちが教育を受けられるようになるには?」でした。今回は「世界一大きな授業2014」の一環として開催いたしました。
 
まず、「世界には学校に通えない子供たちがどれくらいいるのか?」「学校に通えない理由は何か?」「どれくらいの大人が文字の読み書きができないか?」「読み書きができないとどんな問題があるか?」といったことを話し合い、求人広告の事例などを通じて、読み書きができないと必要な情報を手に入れられなかったり、自分の意思や要求を伝えられなかったりすることがあることを確認しました。
 
次に、現状を変えるためにどのような活動が行われているかということを考えるにあたって、パキスタンでタリバーンに襲撃された女子生徒マララさんの事例や、最近の事例としてナイジェリアで起こった女子生徒誘拐拉致事件と事件の早期解決を求める"Bring Back Our Girls"運動を取り上げました。
 
最後に、日本政府の教育援助がどのようなことに使われているか確認し、日本政府に対する政策提言を考えていきました。
 
今回の哲学カフェはテーマが現実的な内容だったこともあり、非常に活発な意見が交わされました。なかには問題の取り上げ方自体を疑問視する、非常に貴重な意見も出されました。共通の結論の出る問題ではありませんが、非常に有意義な内容だったと思います。
 
参加された皆様、お疲れ様でした。